2008年9月12日 (金)

エサづくり

キャンプ最終日の朝
Manaita_6338_3 スープとパンの朝食を食べながら、
息子と帰り道にする予定の釣りの話をする。

道具は車に積んであるので、場所とエサがあればよい。

スープに入れずに1本だけ残しておいたソーセージをエサにすることにした。
僕が食器の後かたづけをしている間に、息子にエサの準備をさせた。
包丁とまな板を預け、魚が釣れそうな大きさに刻んでおくように言った。
家庭で大人が使う大きな包丁、油分でツルツルすべるソーセージに悪戦苦闘しているが、放っておいた。

テントやタープの撤収をし、
車でさらに山道を登る。

上流のキャンプサイトから下ってくる車も多く、
ドアミラーをたたみながら、ギリギリですれ違う。

苦労して登った割には、釣りができそうな場所は無かった。

今度は下って、丹沢湖あたりまで下った。

結局、素人でも釣れそうな良い場所はなかった。

あきらめて、キャンプ場の管理釣り場に戻った。

竿代500円を払うとエサのイクラを10数粒もらえる。
せっかくなので、息子が苦労して刻んだソーセージをこっそり針に付ける。

Nijimasu_5これが、効果てきめん。
赤い皮を付けておくとさらに良いみたいだ。
ニジマスがガツガツ食ってくる。
さすが、シャウエッセン。

釣った魚は1匹210円で引き取らなければいけない。

昨日、キャンプサイトで食ったニジマスはうまかった。
新鮮な魚を炭火の強火の遠火で焼いたのだからうまいはずだ。
息子もそう思ったらしく、キャンプに来れなかった妻と長男に食べさせたいらしい。

4匹もあればいいか。でも、もっと釣りたい。でも、1匹210円。
僕は竿を置き、釣り場の反対側でカメラを構えて、釣りをする息子を撮ることに専念した。
8匹釣って終了。

なるべく新鮮な状態で持ち帰るため、あらかじめクーラーバックを川の水に浸しておいた。これで、気化熱で少しは冷えるはず。
飲み終えたペットボトルに川の冷たい水を詰めて保冷剤代わりにした。

山を下り、国道246号に出るとやっとコンビニがあった。
遅い昼飯と角氷を買い、急いでクーラーバックのペットボトルと氷を入れ替える。

数時間かけて自宅にもどり、片づけをしながら思った。Yaki_6340
せっかくだから、炭火で焼くか。
炭火を起し、8匹のニジマスをさばき、妻が買ってあったエビもいっしょに下ごしらえした。

今度は息子が僕の手の先を撮影する。

釣り終えた時、となりの家族に息子は聞かれた。
「何でそんなに釣れるの?エサは何?」
僕がいいよと言うと
ソーセージであることを話し、
もう帰るからと残りエサをその子にあげていた。

自宅では、
妻と長男にニジマスをおいしいでしょ?とすすめている。

自分の作ったエサで釣って、食って、食べさせて。
とても満足だったんじゃないかな。息子にとって。Yaita_6342

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年9月 3日 (水)

ウェルキャンプ西丹沢

丹沢湖を後にし、さらに山道を登る。

やがて、携帯電話に圏外という文字が表示される。
「初めて見た」とその圏外という文字を見つめて息子が言う。

そう、そのぐらい山奥。

すれ違いができない狭いカーブを対向車に気をつけながらさらに登る。
今回のキャンプ場ウェルキャンプ西丹沢の受付棟が見えた。

息子には初めてのキャンプ場だが、僕は以前にも一度訪れている。
ずいぶん前になるが、4家族でコテージを借りた。
あいにく出発当日に熱を出した次男と妻は留守番してこれなかった。

6月の下旬で、小川が流れるそのサイトで、僕と長男はたくさんの蛍をそこで見た。
猿の親子ががけに現れたり、鹿があらわれたり。
そんな話を帰ってきてからしたものだから、次男はいつか行ってみたいと思っていたようだ。

Sito_3空きサイトに案内され、ふたりのキャンプ地設営を始めた。
テントを張る場所、車を停める位置。
何かと息子に相談し、決めさせた。

タープを張っていると、風が強くなり、ペグが吹き飛ばされた。

「張らないでテントだけにするか?」
「それでもいいけど、山の方が暗くて曇っているから、雨が降るかもよ」
息子なりに空模様を眺めて、考える。
彼の予想通り、ほんのわずかだな夕立があった。


雨上がりのヒグラシの合唱のなか、息子のお目当てのひとつ

管理釣り場(釣堀)でのニジマス釣り

夕方、下見のつもりで行ったが、
目のまえに泳いでいるのがわかると、釣らずにはいられない。 2hiki_2

仲良く1匹づつ釣った。

Sitagosirae

ハラワタを出して塩をふって炭火で焼いて、晩飯のおかずに。

Yaki

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月18日 (土)

料理教室?

Mini2007_08_12dsc_7049 キャンプ場でダッチオーブンクッキング入門と題された料理教室に参加した。
ダッチオーブン自体は持ってない。後輩や友人が使っているのを見て、良いもんだなと思っていたけど、手入れや運搬、保管を考えると、購入するには至っていなかった。

今回、キャンプ2日目の晩の食材も乏しくなっていたので、ちょうど良いと思って申し込んだ。
(それに、しばらく調理を教わるという行為から離れていたので、リフレッシュになるかなとも思った。)Mini2007_08_12dsc_7050

主催は「(有)掌~tanagokoro~」。講師は鶴川高司氏(コールマンのアドバイザーでもある)

キャンプサイト内の決められた場所に決められた時間に参加者が集合した。

実際は、至れり尽くせりで、参加者は、内蔵を抜いてきれいに洗ってくれてある鶏にアルペンザルツやハーブ入りのアルペンザルツをすりこんで、Mini2007_08_12dsc_7056
にんじんとじゃがいもをたわしで洗って、ダッチオーブンに入れるだけ。

講師の鶴ちゃんがあらかじめ炭を起こし、温めてくれたダッチオーブンに、
さらに、直前にボスコのエキストラバージンオリーブオイルをしいてくれる。

そこに、丸鶏とにんじん、じゃがいもを入れるだけ。ベリーイージー!

Mini2007_08_12dsc_7059ふたをして、炭を乗せ、火の番もしてくれる。
約1時間後に集合してくださいとのこと。

ベリーベリーイージー!

再度、参加者は自分の鍋を持参して集合。
はじからオーブンのフタを開けてくれる。

「わぁーーー!」

感嘆の声が次に次に上がる。

うまそう。

Mini2007_08_12dsc_7067オーブンに入れたら、後はガマンというか、ほったらかし感覚でできてしまうのがこのダッチオーブンのすごいところ。

つきつめれば、火加減や、中に入れるハーブや香辛料など、こだわるところはつきないと思うけれど。

新しいメニューには、なかなか手を出さない我が家の息子たちも、すぐにわかったらしい。

ふたりで、丸鶏1羽のほとんどを食べてしまった。

僕は、まだ肉が残っている彼らの食べ残しをしゃぶりながら、赤ワインを開けた。Mini2007_08_12dsc_7070

ほんとにほんとに、お客様状態で参加できて、おいしいローストチキンをキャンプ場で食べることができた。

感謝!感謝!

子供たちは、家でも作りたいと言う。
ダッチオーブンを買おうか?
待て待て、
なにも新しい器具を買わずとも、
自宅のオーブンで同じようなものを作ることがフードコーディネーターである僕の使命。

それにしても、こういったお手軽な料理教室は増えているのだろうか?
知り合いの料理の先生も渋谷で20代後半の女性中心にフレンチの料理教室を開催しているが、至れり尽くせりの準備をして、実は盛り付け程度しか生徒はしていないようなことを言っていた。

今回のこれはダッチオーブンの魅力を広めるという活動の一環なのだろうから、それはそれでよいとは思うけど。(コールマン社の販促活動?)

偶然、この時、会社の先輩家族と一緒になった。普段から釣りの話をしたり、スキーにいしょに行ったこともある先輩なので、そこにいる事には全く驚かなかったけど。
そして、そこは初めてのキャンプ場だったけど、とても良かった。
そしてなんと、30年振りぐらいに「ブユ」の襲撃を受けて、足がパンパンに腫れてしまった。

このへんの話は、続編として、また後で書こう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月31日 (木)

ランタンの魅力

残念。今日で夏休みも最後。
ついに、今年の夏はキャンプに行けそうに無い。我が家にしては、9年ぶり?ぐらいの野営無しの夏だ。その分、野球したからしかたが無いかな。

キャンプに持って行くスケッチブックからランタンの絵と、文章がでてきた。
まだ、僕が20代だった頃の・・・。青臭い文章と絵が。
あまりに恥ずかしい部分はちょっとカットして。

Rantan_3

僕がキャンプに出かけるのはランタンに火をつけたいだけなのかもしれない。
僕のランタンは、コールマン社のガソリンランタンである。このランタンを灯すには、いくつかの面倒な作業が必要になる。
僕にとってはその作業も楽しい時間でもある。そして、何よりその灯がいい。

あたりが暗くなり始める。テントの廻りの小石の輪郭が、だんだん薄れて見えなくなる。地面がダークグレーの平らな床になり、原色のテントだけがぽっかりと浮かびあがって見える。

ランタンに灯をともそう。

車に使うガソリンよりも精製度の高いホワイトガソリン。通称「白ガス」を燃料タンクに注ぐ。ランタンの大半を占めるほどの大きさの燃料タンク。タンクの脇についたネジをゆるめるとスルスルとノブが伸びる。ノブの真ん中には穴が空いている。この穴を親指の腹で押さえながら、ノブを伸び縮みさせる。すると、タンクの中に空気が加えられ圧力が加わる。自転車の空気入れみたいな物だ。ガソリンを気化させるためにタンクに圧力を加えるためだ。「ポンピング」と呼ばれる作業である。
まだ幼稚園前の息子には手伝うことができない。

マントル(発光部分になる袋)を取り付け、ていねいにライターでカラ焼きする。燃料バルブを開く。シューッという音とともに、ガス化した白ガスがマントルから出る。ライターの火を近づけると、バッと小さな爆発が起こったように火が点き、やがて火力は安定し、マントルは直視できないほど白く輝き出す。

安定したランタンの灯をみつめる。大きな安心感がわく。

キャンプの闇は深い。日の長い夏でも、8時には、闇が訪れる。
人工の光が無い分、深い闇は日が暮れるとすぐにやってくる。
ランタンは、力強くシューッという音を立て、辺りを明るく照らす。
僕はキャンプに荷物はあまり持っていかないので、ランタンは直接地面に置くことが多い。自ずと照らされる物はすべて昼間よりも陰影を深くし、立体的に写し出される。

深い闇はさらに深くなる。とりとめのない思いが浮かぶままに酒を飲み、酔いも深くなる。
ランタンは相変わらず辺りを灯しつづけている。虫の声に混じって、シューッ、シューとほんの少し途切れ途切れにガスの出る音がする。それとともに、ランタンの明るさも微妙に変化する。これがたまらなく好きだ。
この途切れ具合が、虫の音や、遠くから近づいては通り過ぎる風とともに、リズム無き自然なリズムを作り出している。やがてアルコールの酔いの淵に、はまっている。

あわてて、ランタンのつまみをひねり、燃料バルブを閉じる。この時ランタンはパッと消えるようなことをしない。ゆるやかに、穏やかに明かりが落ちていく。ゆっくりと彼は1日の役目を終えていく。
その穏やかな明かりの中、僕はテントの入り口をそっと開け、先に寝ている家族を起こさないようにすっと寝袋に入る。
やがて体が地面に吸い付けられていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)