marketのing
10数年前、マーケティングの仕事に就いた時、
「マーケティングとは何だと思う?」と、当時の上司に聞かれた。
今も、あながち間違ってはいないと思っている。
いろいろな解釈はあると思うが、
学生時代に教わった
「利益や効果を最大限にするために、
企業や組織が市場や民衆に対して、
働きかけを続ける活動」
が、ひとつの模範解答だとは思う。
しかし、
人には、多種多様な価値観、生き様があり、
しかもそれは、同一人物であっても、時々刻々と変化する。
マーケティングの現場では、生活者を調べ、分析し、そこから何かを導き出そうとする。
大きな行動に移る前に、仮説をたて、検証する。
調べたことは、過去から今までのことであって、
未来のこと、ましてや人の気持ちまでは、なかなかわからない。
わかったところで、何ができるのかもわからない。
時々、
わからないから良いのであって、
だからこそ、面白いのじゃないかと思う。
全てがわかれば、誰だって最適の解を出すことができるし、
もしかしたら、
解そのものを最初に決めて、
それに向かって市場を動かすことだってありかもしれない。
だって、僕の今日の買い物だって、
考えているようで考えていないし、
考えていないようで考えてはいる。
そんなひとりひとりの意識や無意識の行動が、
カオスのように塊になっているのがマーケットだと思うから。
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