天ぷらの考察
友人とはありがたいもので、
時に、自分だけでは考えなかったような「お題」をくれる。
「天ぷら定食」と「天丼」は食べている時の感じとか、選ぶ理由とか、違うよね?
「天ぷらうどん」も「天ざる」も・・・・
そんな一言から始まった僕なりの「天ぷらの考察」
そもそも「天ぷら」にはなんらかのご馳走感がある。
そして、「天ぷら」は相棒によって、立ち位置を変えるえらい奴のような気がする。
「天ぷら」だけを味わうのには、「塩」が通であり粋なのかもしれないが、
食事として味わうには、やはり「醤油」と「だし」を使った「つゆ」の役割が必要な気がする。
ご飯や麺類などの炭水化物との接着剤的役割には、「つゆ」が欠かせない。
まずは、「天ぷら定食」、天ぷらを単品として味わいながら、
ご飯、香の物、赤だしのようなしっかりとした味噌汁の組み合わせで、しっかりとした食事になる。
それぞれを思い思いのバランスで口に放り込み、口中調味の妙が楽しい。
「つゆ」は、かつお節の薄削りのパッと香る風味の軽いものがあいそう。
ちょっと高価な外食。時間も財布も少し余裕がある時か。
お次は「天丼」。
わずかに「天ぷら定食」より安価。場合によっては、味噌汁や香の物は別注文なんてこともある。
丼ご飯に天ぷらがのることで、一気にかっこむこともできる。
時間がなくても、しっかりと味わえ、満足感がある。
「つゆ」は甘辛が強い煮詰めたものも良し、さらっとしたものも良し。
天ぷらの油分といっしょにつゆがからんだ最後の一口のご飯は、至福の瞬間。
時間をうまく使う男子が、さっと食う、粋なファーストフードか。
麺類、特に「天ぷらうどん」になると、がらりと変わる。
だし汁のようなつゆに「天ぷら」が加わり、深みのある味わいのつゆになる。
決してしつこいわけではない。
天ぷらの衣が時間が経つにつれほどけていき、だしを含んだ天ぷらも絶妙。
手軽に、安価に、ゆったりとした気持ちになれる。
目じりもゆるみ、おなかも満足、やさしい食事か。
そばにつゆに、
いろいろと薀蓄を語る男子的な食べ物。
しっかりとしたかつおだしの「つゆ」でそばとともに天ぷらを味わう。
天ぷら定食に似てるようで違う。
びっくりするような値段のお店もありながら、その価格に見合うものがでてくる店も多い。
天ぷらもそばも、手を抜くことはできない、作り手も食べ手も手抜きができない食事か。
と、思うがままに書いてみたら、
さらに、
ネタは、築地で跳ねていたような新鮮な物か、それとも、リーズナブルな冷凍物かとか。
はたまた、旬の野菜かとか。
さらにさらに、
外食か、惣菜か、自宅で手作りか。
場面や気分で多いに違う。
「天ぷら」。これまた、おもしろいテーマを見つけてしまった。
「それが何なの?」
「好きなものを食べればいいじゃん」と言われれば、もはやそれまで。
こんなことをしつこく考えるのが、僕の仕事のひとつ。
まっこと因果な仕事。
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